孤独感を感じることは悪いことではなく自然なこと。
今はそう思えるようになったので、気持ちが楽になりました。
楽になるきっかけをくれたのは、力をいれて生きなくてもいいんだって思える本、よしもとばななの『スナックちどり』。
どんな内容かというと、
40歳を目前に離婚したばかりの主人公と、身寄りをすべてなくしたばかりの、いとこの女ふたりがイギリス西端の田舎町を旅する。
そしてお互いがそれぞれの理由で孤独を感じ、悲しさ、寂しさを持っている。
そんな女ふたりは異国で、いろんなものを落としきって心も裸になって自分に向きあい、一度きりの非日常のセックスをするという意外な展開もあり、どこか不思議な空気感がある一冊なのです。
寂しいと感じていることを相手に隠さないで伝えて、お互いに寂しさを受け入れて、そして何もなかったかのように前を向くふたり。
そんな本を読んで、ふと楽になったのです。
寂しいときに、すべてをさらけ出すことは悪いことじゃないって思えたのです。
人は皆、そんな時もある。
孤独を感じてもいいんだなって思えたのです。
よしもとばななワールドに惹きこまれて本を読み終わると、心が癒されて、切なく、心地よく、温かい気持ちになりました。
そして、私自身もやっぱり孤独でさみしいんだって、やっと認めるができた気がするのです。
なぜが、孤独を認めたくなかったのです。
なぜなのか・・孤独感について、孤独感の乗り越え方まで考えてみたいと思います。
孤独感とは。
・大切なひとを失ったとき。
・友達がいないと感じたとき。
・休日に何も予定がないとき。
・遊ぶともだちが誰もいないとき。
・家族がいても会話がないとき。
・大切にされていないと感じたとき。
など。
【孤独感とは】・・自分はひとりぼっちだという感覚。心の通じあう人がいなくて寂しいという気持ち。
たくさんの友達といても、夫婦、家族がいても、パートナーがいても、孤独感を感じることはあります。
つまり、どんな人にでも生まれる感情だということ!
なので、あまり孤独を悲観的に捉えないことが大切ということです。
孤独感を感じる理由
【大切な身近な人を失ったとき】
大切な相手がいなくなったことで孤独感に襲われることがあります。
その人と共有していた時間が長ければ長いほど強く感じる傾向にあります。
私は長年寄り添った夫と離婚して、親元で生きてきた時間より多くの年月を過ごしたのですから、孤独感を強く感じることは自然なことなのですね。
【他人と比較してしまう】
「わたしなんか・・。」「あの人は幸せそうでうらやましい・・。」とか、自分と他人を比較してしまう癖のあるひとは孤独を感じやすいです。
【予定が空白だと落ち着かない】
何も予定が無いとつまらないと感じて、落ち着かなくて焦る。そして孤独感を感じてしまう。
常にだれかと繋がっていたいと思っている状態かもしれません。
誰がと繋がっていないと不安なのですね。
【環境の変化】
転居、転職、転校、など新しい環境でまだそこに自分の居場所を感じられない時、
ストレスを感じ一人ぼっちなんだと、孤独に襲われることがありますよね。
孤独感から解放される方法!
1☆孤独をネガティブに捉えない
私が感じていたように、まず、孤独感を感じていることを自分で認めることです!
そこからスタートです。
孤独=不幸ではありません。
皆が、感じる感情です。
そのうえで、隠すこともないし、悩まなくてもいい。
堂々と孤独を感じてみましょう!
2☆自分もそうなると信じる。
人がうらやましくみえたりするときは、いつか自分もそうなりたい!感じるのであれば、他人の出来事を自分のことのように喜ぶようにしましょう!
いつか必ず自分の番がやってきます。
3☆寂しいことを素直に言う。
孤独は不幸でもないし、隠すことでもない。みな持っている感情です。
孤独を感じていて寂しいことは恥ずかしいことではありません。
信頼できる人に、今、さみしいことを伝えてみたらきっと心が軽くなるでしょう。
4☆新しい出会いを求めてみる。
離婚、失恋で孤独を感じているのであれば、これからの人生を豊かにしてくれる出会いを求めてみましょう!
恋をするとすべてのものが光り輝いて見えます。
きっと孤独感は一気に飛んでいくでしょう。
5☆ひとりで気楽に過ごす。
自分ひとりでも楽しめることをみつけて、自分の好きな時間、好きなことを気ままにやってみる。
ひとりって案外、気楽でいい!
自由で心地よい!って感じられれば、孤独との向き合い方が変わってくるはず。
自由と孤独はふたつでセット~♪
by竹内まりあ
そんな歌がありましたね(^^♪
時間の力も借りながら、私自身も、もっと孤独感から抜け出して、心を自由にして生きていけたらいいなと思います。
よろしければ応援ポチっとお願いします。
コメント